センプレは時計を身に付けない状態でリューズを十分に巻上げ、手巻きの時計を実際に保つ巻上機能を持った初めてのそして唯一のワインダーです。まるで人間が指で時計を巻いているかのように時計回りに巻上げを繰り返すという特許のある独特なデザインです。
センプレは“コレット”と呼ばれる機械の指の装置を代用し、時計のリューズを安全に掴んで動かすようにデザインされています。数個の異なったサイズのコレットが付属していますが、これは3ミリから9ミリまでのどんな時計のリューズにも合うようになっております。これらのコレットは磨き仕上げをした時の表面を傷つけない為にアセタール樹脂で出来ています。コレットはドライブシャフトの中の回転チューブに取り付けられております。そして低いトルクの精密なボールベアリングによって支えられております。これは安全スリップクラッチを搭載したテクノポリマードライブギアシステムに連結した小型のサーボメーターで動きます。
コレットはドライブシャフトの反対側にあるバネを内蔵したピストンを押すことにより開きます。ピストンを離してコレットを閉じると、時計のリューズにはまります。
人が時計を巻上げる際に巻上げによる抵抗が増えていくのを感じるように、マイクロプロセッサーの頭脳は、ギアモータを回転しながら電気が供給されるのを監視します。
機械時計のゼンマイを巻上げるのに必要な力は巻上げトルクでわかります。時計が巻上げられている時は増加します。トルクが増えるとドライブモーターはより活発になります。コントロール回路は初期設定値を超えたとき、又、ゼンマイの巻上げの最大トルクに達したときにシステムをシャットダウンできるようにユーザーによる調節が可能です。巻上げ過ぎを防ぐ為にシャットダウンした後、即座にリューズを反転します。
安全の為に、ドライブシステムはメカニカルスリップクラッチを搭載しております。これはマイクロプロセッサーが故障した場合に安全トルクでスリップするように工場にて設定されております。この代理機能が高価でデリケートな機械時計のゼンマイのいかなる損傷の可能性も排除します。
運転においてワインダーは自動的に24時間毎に作動します。作動するとドライブモーターは8分間コレットの回転を始めます。コレットの回転数は約6rpm(1分間に6回転)です。すなわち一日に最大48回リューズを巻上げます。しかし、実際には回転数は時間ではなくトルクに基づいてモーターがシャットダウンするのを優先する自動制御回路によってコントロールされております。
面白いことに、センプレは自動巻時計をも巻上げをします。自動巻き時計の巻上げの動作は手巻きの機械時計とは異なります。自動巻き時計は巻上げ過ぎを防ぐ為のスリップクラッチが内蔵されております。この場合は自動的にシステムをシャットダウンする信号を送るための十分な電流の増加がされないということでセンプレのタイミング回路が作動します。どちらにしても、このハイブリットコントロール回路は手巻き、自動巻の時計のどんなタイプにも安全に巻上げをする機能を備えております。
使用については、適応するコレットを選択したら、時計を水平、垂直に支えるシャトルにきちんとセットして下さい。全ての接触面は非金属製ですので、良く仕上げされた時計の表面を傷や磨耗から防ぎます。付属のスペーサーを使えばネジ式の時計でさえ安全に容易に巻上げすることが出来ます。多くの手巻きの懐中時計についても付属している延長キットの使用により適応します。
沢山の複雑な機能が付いた高級な手巻き時計や自動巻き時計のオーナーはセンプレが時計を連続して巻上げて運動させる理想のワインダーであるということがおわかりになると思います。電池の操作では、10〜12ケ月間、安全に動作することが出来ます。代わりに高性能のAC/DCコンバーターでの動力の供給もいたします。それは90〜240VのAC、50又は60ヘルツそして6VのDCで動作します。
ワインダーはエレガントなメープルバール仕上げの表面にガラスの入ったケースに収められております。またこのケースの鍵はゴールドプレーティングされている真鍮製です。金具類は全て真鍮製で耐久性の為にゴールドプレーティングと艶出し処理がされております。
延長キットもまた60ミリを超える懐中時計の使用の為に供給されております。
このモデルは3年間の延長保証付きです。
U.S. Patent Number 6,439,761/U.S. Patent Number 5,988,871/European Patent Number 1,220,061
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